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宇検村 特注グラス製作風景(前編)

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以前、当ブログでも取り上げました鹿児島県 奄美大島 宇検村様の特注グラスの製作風景を2回に分けてご紹介します♪
>>宇検村様 特注実績の記事はこちら

 

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特注グラスペア
色ガラスの細いラインが特徴的なデザイン。

 

特注いただいたのは、ペアグラスで青と赤の2色です。
青のグラスを製作している風景をご紹介致します。

通常は色ガラスを付けた後に透明のガラスを巻いて製作しますが、細いラインにするため色ガラスを一番外側に付けていますので、色の付け方にも注目してみてください♪

 

 

◇ガラス巻き取り、金箔付けなど

ガラスを巻き取り、金リンを使用して成形していきます。
※金リンとは、丸い金型でガラスを成形するために使用される道具のこと。

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吹き竿を回し、ガラスを転がして成形する。
立ったまま成形できるため、効率的に作業できます!

 

少し吹き込みます。
最初に吹き込んでおくと、あとで上からガラスを巻き取った時に均等な厚みになりやすくなります!

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少し空気が入りました!
空気の入れ始めが一番大変・・・

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少しずつ空気を入れて

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全体的に空気が入ればOK!

 

金箔を貼り付けていきます。

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中央に張り付くよう
慎重に近づけます!

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シワにならないようゆっくり押し付け

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金箔が完全に隠れたらOK!

 

濡らした新聞紙を使い、金箔の貼り残しをなくしていきます。

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ポンポンと軽く叩く。

 

予熱炉で温め、金箔を馴染ませながら成形していきます。
上からガラスを巻くため、形が崩れないように少し冷まします。

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予熱炉で温め中。
金箔の形がはっきり見えます!

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ガラスを巻き取りやすくするため
少し尖らせておきます。

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エアーで少し冷まします。

 

ガラスを巻きつけたら、細長く先端にガラスが溜まるよう成形します。
そうすると、吹き込んだ時にグラスの底が厚くなります!

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濡れた新聞紙(紙リン)を使って、細長く成形。

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今回は、この形が重要!

 

 

◇色付け

成形したガラスの表面に色を付けていきます。

青のガラスを巻きつけた竿を、前後に素早く動かして色を付けていきます。
ガラスを垂らしながら作業していくため、ガラスが固まるまでのスピード勝負です!
また前後に動かす速さによってラインの太さが変わってしまうため、動かすリズムも重要です。

この作業をなんと一人で行います。
青のガラスの竿を動かしつつ、全体にラインが入るよう、もう一方の吹き竿も回さないといけないので、両手がそれぞれ大忙しです(笑)

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素早く前後に動かします。

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少しずつラインが入っていきます。

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全体にラインが入るまで続けます!

 

表面に色ガラスの凹凸ができているので、予熱炉で温め馴染ませていきます。
ガラスが歪むとラインも歪んでしまうため、ガラスが垂れてしまわないよう注意しながら温めていきます。

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ラインが崩れないように
注意しながら温める

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台を使って、根元のあたりを中心に
転がしながら馴染ませます。

 

前後に動かしながら色を付けるので、どうしても先の方は色がぐしゃっと付いてしまうため、その部分を取り除きます。
ピンセットで先端を引っ張って切り落とし、再度予熱炉で温めて成形します。
こうすることで底の柄がきれいになります!

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ピンセットで引っ張り

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切り落とします。

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全体の色を馴染ませながら
細長い形をキープします。

 

 

◇型吹き

今回は、赤・青合わせて100個以上製作する必要があったため、効率よく大きさを揃えるために型を使用します。
ただ、専用に製作した型ではないため、あとで少し形を修正します!

型に合うように形を調整してから型吹きをしていくので、事前準備をしていきます。
まず、少し吹き込みます。

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少しずつ形を見ながら

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ゆっくり吹いていき

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このくらい空気が入ったらOK!

 

型に合わせて成形し、底を平らにします。

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丸から円柱に成形。

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底を平らにします。

 

ガラスを型に入れ、回しながら吹き込んでいきます。

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型に入れ、回しながら吹き込むと

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少しずつ大きくなり、

型吹き完了!
だいぶグラスになってきました♪

 

・・・ということで、今回はここまで!
次回は、形の調整、飲み口の加工、仕上げまでをご紹介しますのでお楽しみに♪

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