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薩摩黒切子 誕生10周年記念作品「蓮煌」 製作風景

blog_seisakuhukei_renkou1 薩摩黒切子 誕生10周年を記念して 三色二重被せの角花器「蓮煌-れんこう-」を製作致しました。(2016年1月より5本限定で販売致しました。)
四角い形状で、上下に2色重ねた色ガラスを使用する”三色二重被せ”という吹き師・切子師の技術が集結した作品となっています。
製作風景を一部 ご紹介致します。

 

 

 

 

 

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黄色のガラスと金赤のガラスを合体させた色ガラスを、透明のガラスに溶着させます。
さらにその上から黒のガラスを溶着させることで、黄色+金赤と黒の”三色二重被せ”となります。
※写真は黄色と金赤を合体させ、2色をなじませているところです。

 

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サイズが大きいとガラスの量が増え吹き竿が非常に重たくなるので、紙リンで成形するのも、予熱炉まで持って移動するのも大仕事です。
四角い型は回しながら吹くことができないため、空気を閉じ込めながら少しずつ吹き込んでいきます。
※写真は型に吹き込んでいるところです。

 

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四角い形は角のところが内側から見えているのと実際に削れているところが異ります。
さらに蓮煌は黒色のため、内側から刃が全く見えない状態から作業していかなければならず、高度な技術が必要になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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